こんばんは！
ケニア出張中、日本一のかご屋を目指すかご専門店ORIKAGOのゆんです。
早いもので、滞在期間も残すところ3週間ほどになってしまいました。
日本では「マンボウ」が発令されたり大変な時期ですが、ケニアではピークから感染者は減少傾向にあり、少しほっとしております。
ただ、事前に取っていた飛行機はキャンセルになったりと、コロナ影響を感じる一面も多くあります、、！
前置きが長くなりました！
今回は、工房のあるスタッフについて書こうと思います。
彼女が、ORIKAGOに入社したのは2020年。
今年で3年目になります。
彼女は2人の子供を育てるシングルマザーでとっても真面目な努力家さんで信頼できるメンバーの1人です。
現在の彼女の役割は大きく3つ
・素材の染色
・かごの品質改善のための指導
・かごのメンテナンス（毛羽とりなど）
このうち、染色や品質改善のための指導は昨年から開始した業務です。
特に染色はスキルのいる業務で経験がものを言うまさにプロフェッショナルな作業。
先日個人面談をした際に、
普段大人しい彼女が、染色がうまく出来ない時に1番を落ち込むと悔しそうに話し、かごの品質に対して作り手のママたちに「今まで何度伝えてもあまり改善しない。でもどうにか絶対に変えたいんだ。」と熱く語る姿がとても印象的で、こんなに熱い想いを持っているんだ。一緒に頑張りたいと心から思った瞬間でした。
さらには、毛羽とり作業も好きという彼女。
理由を聞くと、朝起きた時に「今日は何個毛羽とりする」と決め目標達成のために、必要であれば早く来て、それを達成することが嬉しい。と。
社会人の鏡かっ。とツッコミたくなってしまいました。笑
見習います。
そんな彼女、現在絶賛パソコン勉強中！
生産管理できた私もパソコン教室の先生になりきります。
実は、これも定時前に希望者にパソコン教えるよーと声をかけたところ、前日は3人希望者がいたのに当日来たのは彼女だけ。
（それぞれ事情はあったと思いますが、特に連絡もありませんでした）
そのおかげで、みんなが出来ない作業もできるようになり、ますますスキルをつけていく彼女。
今まで仕事に対して自信がなかった彼女が少しずつ自信を持ってきているのを見てて感じます。
こうして、頑張りたい人に対して「仕事」として「挑戦する機会」を提供できる。
今まで（ORIKAGO参入前）私自身の活動ではなかった部分です。
話がそれますが、滞在先の近くの22歳の女の子に子供がいるけど仕事がなくてお金がない。スポンサーになってくれないか。と話しかけれました。
（スポンサーとは？と思いつつ、、）
もちろん、すぐに正式な工房スタッフになるのは難しいですが、スポットでお願いできる仕事もあります。
すぐにその話を彼女にし、彼女自身も興味を持ってくれました。
こんな提案ができるのも「ビジネス」として関わり「雇用」を作ることをビジョンとしているORIKAGOだからこそ。
今まで何も出来なかった（応えられなかった）ところから、チャンスを提供できる立場になれたんだと、ORIKAGOに参加してよかったなあと。
すっごく小さな一歩かもしれないけれど積み重ねることで、
少しでも、一人でも、少しずつでも変えることができればいいなあと。
長くなりました！
最後に、頑張り屋さんの工房スタッフに1日のスケジュールを聞いたので書いてみますね。起きる時間からびっくりです。
◉ 3時起床
3-4時にお祈りをするために、一度3時に起きるとのこと。
（ケニアは70%がキリスト教徒で彼女もキリスト教です）
お祈りは、具体的には聖歌を歌った後に聖書を読み、お祈りするとのこと。
日本人にはあまり馴染みのない習慣ですよね。
◉ 4時二度寝
さすがに二度寝！すると聞いて安心しました(笑)
◉ 5時半起床
二度寝と言っても早起きです。
（多分ここで今日の目標決めてるんだろうなあ。）
そこから、掃除やご飯の準備をして、出勤準備
働くママの朝は早い！
◉ 7時出発
自宅から工房まで歩いて45分かかるので、この時間に出ても着くのは8時前。
ちなみに業務時間は8時半から17時となっているのですが、みんな自主的に早く来て作業を開始しています。
◉ 18時帰宅
17時に出ても歩いて帰るとやはりこの時間。
帰宅後はご飯を作って家事をして、少しゆっくりしたらもう寝る時間
◉ 22時就寝
おやすみなさい！
聞いたところ工房スタッフはみんな21-22時に寝て、5時に起きていました。
私自身、ケニアに来てからはそんな生活をしています、とっても健康的。
最近は目覚ましなしでも5時に目が覚めます（笑）
日本では考えられない生活リズムですが、こっちの方が体も喜んでいる気がします(笑)
出張期間も残り約3週間！
美味しいものいっぱい食べて頑張るぞー！
