不安と期待。
ドキドキとワクワク。
どっちが多いかと聞かれると正直、不安が大きい。
そんなケニア初出張2日前です。
はじめまして!
かご専門店ORIKAGOのゆんです。
2021年4月から、かごブランドORIKAGOを展開するアンバーアワーに参加し、店舗販売を中心に多くの作業に携わらせてもらいました。
アンバーアワーは夢や目標を抱きにくいアフリカの農村地域で誰もが努力できる機会の創出を目指す企業です。
地域に備わっている技術と素材を活かした持続可能なモノづくりに取り組み、アフリカ・ケニアにて現地の女性たちとかご作りを行っております。
そして新参者の私ですが、明後日からケニアに行かせてもらえることに!
正直、こんなに早い段階で現地に行くとは思ってもいませんでした。
(去年の今頃は、まだ履歴書すら提出していない笑)
口頭で聞いてきたものを自分の目で見れることへのワクワクと「仕事」として関わることの責任・不安。
今まで、国内外でそれなりに色々な活動をしてきましたがこんな気持ちで「挑戦」するのは初めてです。
このブログでは、そんな活動に対する心境やものづくり秘話を赤裸々に、ざっくばらんに、書き記していきます。
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記念すべき1回目の投稿では、私がどのような経緯でこのプロジェクトに参加したのかを書こうと思います。
少し長くなりますが読んでいただければ嬉しいです。
幼少期の素朴な疑問
いつからなのか、何がきっかけだったのか、、
「どうして、生まれた場所が違うだけで、学校に行けなかったり、ご飯が食べられない子がいるんだろう」と幼心にずっと思っていました。
「戦争」や「差別」、「貧困」などに人一倍敏感だったことは確かです。
関わり方の異なる国際協力の経験
そんな想いを抱えながらも、行動には移せないまま大学生になり、初めて自分の目で、肌で生活を体験する機会ができました。
子供好きで教育に関心が高かったので、大学時代から今まで、
・フィリピン(3週間×2回)
・ネパール(2週間)
・ジンバブエ(2ヶ月)
・インドネシア(10ヶ月)
と、教育関連の活動を通じて現地の生活を体験してきました。
大学のサークルだったり、NGO団体だったり、国の派遣だったりと関わり方も様々です。
規模が大きくなるほど、現地の期待度の高さを感じる一方、
逆に自分自身の自由度が制限されたり、
相手の求めるもの(求め方)の違いを身をもってを感じました。
▲学生時代サークルで訪れたフィリピンの小さな小さな村
▲トイレも電気もシャワーもなかった山奥のネパール生活
▲日本語パートナーズとしてインドネシアの高校で日本語教師アシスタント
感じた違和感
活動を通じて、少しずつ感じた気づきや違和感があります。
①基本、受け身(与えてもらおうとする人が多い印象)
②物乞いをする子供→させている親がいる
③学校に行けない子供→行かせることができない親がいる
少し話がそれますが、「ポバティー・インク」という映画をご存知でしょうか。
物資支援を受ける側の生の声を伝えるドキュメンタリー映画で、善意の支援が、途上国の自立の機会を奪っていることもあると伝えています。
まさに私が感じた①の違和感の延長線上がこの映画ではないかと思っています。
そしてその原因は、
そもそも仕事に意欲が湧かない。選択肢がない。
仕事に希望が持てない。
そんなとこからくるのではと考えるようになりました。
これは、②、③にも繋がるところです。
結局、親がちゃんと働いている姿や生き生きしている姿を見せないと、それが子ども世代にもつながり、悪循環に陥ってしまうのではないかと思います。
辿り着いた国際協力の関わり方
自身の経験をもとに辿り着いたのが「雇用創出」を「ビジネス」で携わることでした。
教育にずっと興味があったので、この方向転換は自分でも予想外でした。
転職活動中、創業者の岡本の記事を読んで「これだ」と思ったことを今でも覚えています。
・現地の方が自立できるようにする
・「対等」に関わる
・誰でも参加できる仕事
・上から目線でない
自分が今までうまく言語化できなかった想いを見つけた気がしました。
やりがいのある、誇れる仕事を作り、
大人が「仕事」を通して、経済的・精神的余裕を得る
→学校に行ける子供が増える
→将来の選択肢が増える
良い循環が作れないか。
そんな想いでアンバーアワーに参加しました。
▲ジンバブエで出会った子
なんでこんなに目がキラキラして見えるんだろう
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参加してみて、感じることもありますが長くなりすぎるのでその辺りはまたいつか…。
さあ、現地ではどんな「リアル」が待っているのか!
代表たちが培ってきたこの8年に恥じぬよう、現地の女性たちの「チャンス」をもっともっと増やすため邁進していきます!
ドキドキ、ワクワク。