こんばんは!
かご屋のインターン生、しゅうへいです!
みなさんは、「古着」を購入することはあるでしょうか?
「古着」と聞くと、好きな人は店に通いつめていてとにかくたくさん持っている。
興味がない人にとっては店に入ったことすらない。
ちょっと偏見が強い気もしますが、4年前までの私はそんな感じでした。
しかし、今私は服を買うならなるべく古着を買うようにしています。
今日は古着に全く興味がなかった私が、なぜ古着を選択するようになったのかお話ししようと思います。
大学生が運営する古着屋と出会う
私が古着に興味を持ったのは、「古着屋をやりたい!」という目標を持った3人の大学1年生との出会いがきっかけです。
彼らは、服を寄付で集めて販売するという独自の方法で古着屋開店に向けて準備していました。
そんな彼らと、古着の話はもちろん悩みや夢などたくさんのことを語り合ううちに、彼らの人柄を通してだんだんと「古着ってありかもしれない…」と思うようになりました。
その後彼らは「TRIANGLE」という名前で店舗を持ち、私はたびたび要らなくなった服を寄付したり、古着を購入したりしています。
それからというもの、古着屋を見つけると自然と足が向くようになり、頻度は多くないですが、古着を購入しています。
ファストファッションの現実を知った
私がなるべく古着を買おうと思った理由はもう1つあります。
それは、映画『THE TRUE COST〜ファストファッション 真の代償〜』を観たからです。
この作品は、2013年にバングラデシュの首都ダッカで起きた「ラナ・プラザ」というビルの崩壊事故がきっかけで明らかになった、ファストファッション業界の裏側を追った2015年公開のドキュメンタリー映画。
「ラナ・プラザ」には、世界中を席巻するファストファッションブランドの縫製工場が入っていて、建物の管理が杜撰だったことから崩壊しました。
そこで働く人たちは、劣悪な労働環境で生きるために働き、最低限の賃金すらもらえていませんでした。
その結果、低価格な服を私たちは手にできる…という構造に…。
また、衣服に使われる綿花栽培が盛んなインドの農家の方たちが、農薬による健康被害に苦しんでいることも知りました。
そんな事実がこの世界にあるということ、そんなことを知らずに生きていたことがとてもショッキングでした。
この映画を観てから、ファストファッションを購入する機会はぐんと減り、服を買うなら古着を買おうと思うようになりました。
『THE TRUE COST~ファストファッション 真の代償~』HPはこちら
生活に欠かせないものだからこそ
服は私たちの生活に欠かせないものです。
所得の差に関わらずみんなが毎日服を着ます。
そんな服が、どんな場所でどんな人たちの手によってつくられているのか、実際に見ることはほぼありません。
しかし、そこに目を背けたくなるほどの現実があるなら、「知らなかった」で済ませていいのでしょうか。
今一度、手持ちの服を見直してみて、どんなに小さくても世界が良くなることを探して見ることを私はおすすめします。

この記事を書いたメンバーしゅうへい
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