【ものづくり日記】#10 途上国ビジネス問題解決までのアプローチ〜数が合う日までの軌跡 part1〜

こんばんは！

最近何時に寝ても目覚ましなしで5時に起きる体になったケニア滞在中、かご専門店ORIKAGOのゆんです！

さて、今日は農村部ビジネスあるある？途上国あるある？な
ある問題が解決するまでの軌跡を書き記したいと思います。

どんな問題かというと、
数が合わない。

これだけです。
そう、データの管理と実際にケニアにあるかごの数が、永遠に合わないんです。

なーんだそんなことかって思いますよね。

でもとっても大切なこと。

数が合わないということは盗難も疑わなくてはいけません。
スタッフを疑わないといけない可能性もあります。

ソンナコトハシタクナイ。
でも、数が合わないということはそういうことにもつながります。

さあ、皆さんも一緒に解決方法を考えながら読んでいただければと思います。（そしてアドバイスください。切実。）

事前情報

現在、ORIKAGOは300人ほどの農村部の女性たちとかご作りをしています。

毎週400-500個のかごが工房に届き、工房にて品質チェックなどを行っています。

＊ここで届いたかごの数を確認！この数が在庫数の基準（届いたかごの数をエクセルにアップ）になります。

そして、月に一回日本への輸送。

その際に、エクセルの在庫数をもとに作成した輸送リストを使用し輸送準備（輸送するかごを選別）を行うのですが、この準備の時に、数が合わないんです。
それはそれは、もうずっと前から。

私はケニア生産を引き継いでからまだ2ヶ月くらいなので聞いた話になりますが、驚くほど合わない。
大きな問題点の一つだと聞いておりました。

ここまでが事前情報！
さあ、数が合わない理由はどんなことが考えられるでしょうか？

チクタクチクタク…

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はい！そこまで！いかがですか？
もっとあると思いますが、一旦以下を原因と考え一つひとつアプローチしていきます

① かごが届いた日のカウントミス
② 在庫数データアップ時のエクセル入力ミス
③ 輸送準備時のカウントミス
④ 輸送リストに入っていないかごをパッキングしている
⑤ 輸送リストに入っているかごが輸送対象外のかごの中に紛れてる
⑥ 盗難（これは疑いたくない！）

とは言いつつ、
②、④〜⑥は細かな運用の話になるので割愛いたします。

ここではとにかく「カウントミス」にフォーカスし、かごの数があうその日までの軌跡を書き記していきます。

アプローチ１　毎週のカウントチェック運用の開始

まず、私が取り入れたのは「毎週かごの数をチェック」

要は輸送の時に一気にたくさん数えるからミスが起こるんだ！
少しずつなら大丈夫！という安易な考えの施策です。

これだけ聞くと簡単そうですよね。

ただ、これができるようになるまでも大変だったんです、、
（細かすぎる運用の話になって面白くないので省きます。）

なんとか仕組みを作り、いざ実践！

1週目

結果・・・
サイザルバッグ　Mサイズ　＋１
収納かご　Sサイズ　-１

ああ、1週目から、、やっぱりダメなのかと悲しくなりながらも原因を究明します。

って、あれ。
サイザルバッグMサイズの棚に、収納かごMサイズ混ざってる。。
バッグとかご、サイズは一緒なんです。重ねられるとパッと見では気づけないのも事実。
ああ、こんなとこにもカウントミスの原因がと身をもって感じた瞬間でした。

そしてSサイズに関しては、かごが届いた日のカウントミスからきてるような様子でした。
原因が究明できたので今回ばかりは実数にデータを合わせる。

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