【かご屋のこぼれ話】#31 心に残るお客さまとの出会いと、母の言葉

心に残るお客さまとの出会いと、母の言葉 かご屋のこぼれ話

こんばんは!
かご屋で働くかこです。

 

すでに何度か書かせていただいたことがありますが、販売の仕事を続けている中で、ときどき“心に残るお客さま”に出会うことがあります✨

それは、たくさんお買い上げくださったからとか、長い時間お話したからとかではなくて…
なぜだかとてもほんわりと、あたたかい気持ちになったとき、わたしの心に印象深く残ってくるのです🍀

そして、その後お会いすることがなくても、時々あのお客さまは今、どうしていらっしゃるかなぁと思うことがあります🌹

 

先日もそんな出会いがありました✨

 

そのお客さまは、小柄なひとりのおばあさま(^ー^)
店内に入ることはなく、通路からなんとなくこちらを眺めている様子でした♪

お声がけしてお話を伺うと、それほど遠くはないけれど、電車に乗っていらしたとのこと。
そして「2年ぶりに新宿に来たの♪」
とお話くださいました。

「そうなんですね~コロナもなかなか落ち着きませんし、お出かけもしづらかったですものね…」
「ご来店いただいてありがとうございます✨」
「それなら、ご覧になるだけでも♪たくさん楽しんでくださいね」
などとお話しながら、接客させていただきました。

 

自らたくさんお話をされるお客さまではありませんでしたが、朗らかな様子でORIKAGOのかごの話やケニアの女性たちの手作りのであることを、ゆっくりと聞いてくださいました♪

その佇まいがとても印象深く残っています🍀

 

ときどき
「こんなふうに使ってもいいの?」
「どの色がいいかしら?」
「どれが似合うと思う?」

と、聞いてくださったりして(^ー^)

そして、
パスケース(Suica入れに)
ポシェット(近所のお散歩用に)
ミニかご お魚型にしたもの(おうちの小物入れに)
ピンク色のミニかご(もうすぐ生まれるお孫さん用に)

をご購入してくださいました(^-^)

お孫さんが生まれると話してくださるそのお客さまのお顔がとても嬉しそうで、わたしもほっこりした気持ちになりました💕

パスケース

ポシェット

ミニかご

 

お客さまをお見送りした後…

ひさしぶりにいらした新宿で、まだそれほど広くは知られていない、この『かご屋』でのお買い物で、本当によかったのかなぁ。。
と思う自分がいました。

(わがブランドに自信がないわけではなく、百貨店には有名ブランドがたくさんあるので、気後れしていたのかもしれません。)

少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいなぁ★
そんなふうに思いました。

 

また、そのおばあさまがなぜ心に残っているかというと、その雰囲気がちょぴり母に似ていたからかなとも思います※。.:*:・’°

 

人と接する仕事を始めたばかりの若い頃、お客さまにはいろいろな人がいることにちょぴり疲れていたとき…
ふと、母に愚痴ってしまったことがありました(^-^;

すると、普段仕事のことはほとんど話さないわたしに、母はこう言いました。
「そりゃそうよ。いろいろな人がいるわよ~」
「そういう人(嫌だなぁとか、怖いなぁと思う人)がいたら、お母さんだと思って接してみたらいいんじゃない?優しくできるかもよ」
と…。

(いろいろな人がいるけれど、その人たちにも大事な人がいたり、大事に思われていたりするんですよね🍀
母からの言葉から、そう思ったわたしです。)

 

また、小学生のころ。
(たしか2年生か3年生だったと思います。)

走るのが苦手で、運動会のかけっこなどでは、ほぼ毎回ビリだったわたし。
眠る前に「あしたの運動会、嫌だなぁ😩だってまたビリになるんだもん。。」
と、ポロっと口にすると…

「負ける人がいるから、勝てる人がいるんだよ。負けることは、決して悪いことではないんだよ」と、わたしに言ったのです。

できることをすればいいのか!
と、ちょっと気持ちが晴れた幼いころのわたし。

そして、偶然にも(一緒に走るメンバーによると思うのですが)次の日の運動会のかけっこでは、初めてビリではなく、2位になることができたのです🏃‍♀️

 

小さいながら、とても響いた母の言葉(教え)ですね。
たぶん、母は全く覚えていないだろうけど…(^-^)

そんな母とちょぴり雰囲気が似ていた心に残るお客さま✨

また、新宿にいらしてくれることがあったらお会いできるといいなぁ(*^^*)
楽しみにされていたお孫さんはお生まれになられたかなぁ。

そのような出会いがあった次の日…
わたしは母に電話をかけたのです( ^-^)ノ

 

 

かこ

この記事を書いたメンバーかこ

好きな色
白、グリーン、オレンジ
趣味
アロマ、散歩、読書、カフェでぼんやり
大切にしていること
一期一会