こんにちは!
ケニアの農村部の女性たちとものづくりをしてるかご専門店ORIKAGOのゆんです。
またまた唐突の質問です。
現在の世界の貧困率って知ってますか?
そもそも貧困って?
そもそも、「貧困」とは何を指すのでしょうか?
貧困を定義する指標にはいくつか種類がありますが、国連開発計画(UNDP)による「多次元貧困指数(MPI)」と、世界銀行による「国際貧困ライン」が代表的な二つに挙げられます。
中でも、世界銀行が定めた「国際貧困ライン」はSDGsでも基準として用いられておりますので、今回はこちらに基づいて記載していきます。
世界銀行が定めた「国際貧困ライン」とは?
2005年には国際貧困ライン(PPP換算)が1日1.25ドルでしたが、2015年からは1日1.90ドルに設定されました。
簡単にいうと、一日約200円以下で生活している人を「貧困」と捉えています。
現在、何%が貧困と認定されていると思いますか?
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正解は、、 9.3%!(2017年現在)
*世界銀行が公表している最新データです
1981年42.7%から2017年9.3%と大幅に改善しているようにも見えますが、
世界の人口が約78億人なので約7億人もの人が「貧困」と捉えられています。
どうでしょうか?
思ったより多い?少ない?
さて、次にORIKAGOが一緒にものづくりをしているアフリカに注目してみたいと思います。
アフリカの貧困率
緑がアフリカ(サハラ以南)です。
一目瞭然。
他の地域と比べても、改善率が低いことがわかります。
アフリカ(サハラ以南)の貧困率は2018年現在40.2%と世界と比べるとまだまだ高いのが現実なんです。
でも、貧困率も年々減少しているのも事実で少しずつでも改善しているのは嬉しいことですよね!
そこで、次に注目して欲しいのが貧困者数。
アフリカの貧困者数の推移
貧困率が下がってるんだから、貧困者数も少なくなってそうですよね。
って書くことは、、
そうなんです。
お察しの通り、「貧困者数」を見ると多くなってるんです。
表の上が、貧困率、下が貧困者数です。
割合が右肩下がりなのに対し人数の変化はあまり見られないというかむしろ増えてるのが現状。
要は人口が増えているので、必然的に「貧困者数」は上がってしまうのです。
個人的にはすごい「落とし穴」のように感じるこの事実。
貧困率は下がっているのに「困ってる人」は増えている。
なんだかもやっとしますよね。。
SDGsの一つ目の目標。
注:この目標ができたときは、「絶対的貧困ライン」と言われる、極度に貧しい暮らしをしている人の国際的な基準は、一日1.25米ドル未満で生活していることでしたが、今は、この基準が一日1.9米ドル(約200円)になっています。
2030年ってあと8年。
遠いようで近い未来。
ちなみにケニアの貧困率は36.8%(2015年現在)
個人でできることは限られてると思うけど、
ここまで改善したのも、一人ひとりの「想い」と「行動力」(と「忍耐力」?笑)
今、自分にできることをしっかりとやっていきたい。なんて思った日です。
まずは知ることって大事だなと思い、自分の復習のためにも
偉そうにツラツラ書いてみました。
さー、明日からも頑張りましょ!