サイザルバッグの痛いイメージは最初だけ。馴染んでいく自然素材

2019.02.07
サイザルバッグ

「サイザルバッグって、痛いよね。」そういうイメージを持っている方も多いのでないでしょうか。サイザルバッグはハンドメイドなので、繊維の状態や織り方によって、その形や手触りも含めて一つひとつが微妙に違うのもサイザルバッグの魅力のひとつです。もしお店などで選ぶときには実際に手に取って1個1個確認してみるのもおすすめです。

また、「ネットで好みのカラーを見つけたけど手触りが痛いか心配」という方もいるかもしれませんね。でも大丈夫です。サイザルバッグの馴染ませ方を覚えればどんなバッグでも心地よい手触りに変えられます。

今回は、サイザルバッグは好きだけど触り心地が敏感で使うか躊躇している方に向けて、サイザルバッグの特徴や使いやすくする方法をご紹介します。現在使っていて痛いと感じている方も簡単なお手入れでハンドルの持ち心地も変わるので、ぜひ参考にしてみてください。

サイザルバッグをよく知ろう!「痛い?!」の理由 −素材編―

サイザルバッグが痛いと思う方が多い理由は、その素材です。サイザル素材は、アフリカケニアに自生している自然植物。リュウゼツラン科の多年草植物で、剣のような形状の硬い葉が放射状に生えています。その葉の中の繊維を採取して、撚り糸をつくり、染色した糸でかご織りをしています。

その丈夫さは、運動会の綱引きや船のロープにも使われるほどしっかりしています。使い方次第では、10年、20年はもつと言われている素材。運動会を思い出すと、ちょっとごわごわした印象がよみがえってきませんか。個体差はありますが、使い始めはチクチク感じたり、ごわごわした感触があるのはこれが理由です。この感触が一言でいうと、「サイザルバッグは痛い」なんですよね。

ですがその素材、実は使えば使うほど、風合いが増してきて、だんだん柔らかくしなやかになるのが特徴です。

徐々に使えば使うほど馴染んでくるところが、サイザルバッグの魅力です。それぞれの持ち方、使い方でバッグの表情が変わるので、どんどん愛着が沸いてきます。その経年変化を楽しむことこそ、サイザルバッグを手放せなくなるポイントですよ。

サイザルバッグを育てよう! −お手入れ編―

ナチュラル素材のかごバッグ作りは素材を採取するところから。ケニアの女性たちが、自生しているサイザルから質のよい葉を選び一本ごと手摘みして、葉の中の繊維を取り出します。その繊維を手のひらと太ももで挟みよじりながら均一の太さの撚り糸をつくります。糸一本にも手間ひまかけた地道な手撚り作業が行われています。

糸ができあがると色染めの工程に。手染めの作業は鉄製かまどに焚き木をくべる伝統的な手法です。染料も色落ちしにくいものを厳選し、雨の日でも色落ちしないかごバッグはこうした工程を経て、少しずつできあがっていきます。一部、ケニアの土で染色したナチュラルなかごバッグもありますよ。

最後の工程はいよいよ、かごバッグ織り。織りの技術もケニアで代々継承されてきた伝統工芸です。底の部分から織り始めて数日かけて織り上げていきます。織り方も全て手作業。道具は一切使いません。素材採取からかごバッグが織りあがるまで、全てがハンドメイドのまさにナチュラルかごバッグですね。

どちらがタイプ!?選べるふたつのハンドルタイプ 〜サイザルハンドル、革ハンドル〜

サイザルバッグは痛いというイメージから早くサヨナラしたい方は、ハンドクリームや馬油をバッグに塗ると、しなやかに馴染むのが早まります。一気にたくさんではなく、毎日少しずつ・・。毎日でなくても、ハンドクリームを手につけた後、残ってしまった油分をバッグにスリスリするだけです。

少しずつ育てていくイメージで、サイザルバッグのお手入れをしてあげるのがおすすめです。サイザルが油分を吸収して、滑らかになるのを手助けしてくれます。痛いと思っていたサイザルバッグが、徐々に手に馴染んでくるようになりますよ。

必ずしもハンドクリームや馬油を使って、お手入れしなくても大丈夫です。持てば持つほど自然と馴染んでくるので、その自然の経年変化を楽しみながら、使うものおすすめです。共に歳を重ねていく感じがあるので、なんだかとても可愛らしく思えてきます。

気が付くと、「サイザルバッグは痛い」と思っていたことを忘れてしまっているほど、しなやかで柔らかくなっているはずです。ぜひ焦らず、じっくり、一緒に歩むような気持でサイザルバッグを大切に持って歩いてみてはいかかですか。

まとめ

「サイザルバッグ=痛い」というイメージは少しでも変わったでしょうか。素材の特徴をよく知ったうえでバッグを持てば、より愛着を抱きながらより長く愛用できそうですね。

初めて使う方は、最初のチクチク、ごわごわの理由を知っていれば、驚くようなことにはなりませんよ。もしクローゼットに眠っているサイザルバッグがある方は、ぜひもう一度素材の特徴を思い出しながら、使ってみてください。

今までの見え方、感じ方が全く違うものに思えてくるかもしれませんよ。